トップメッセージ

「新しい住まいを創る」

この住宅業界に23年ほど携わり、その間に500件近い新築住宅のお客様とかかわり、また、数百件の中古住宅も見てきました。

そんな中実感したことは、住宅の本当の良さは、建築してから15年、20年、30年してからでないとわからないという事でした。
ほとんどのお客様が35年ローンを組んで、15年、20年、早い方は10年目でリフォームローンを組み、住宅ローンとの2重ローンを強いられ、生活が圧迫されているというのが現状でした。その大きな原因として、以下の8つの考え方と姿勢が住宅業界には、根強くあります。

1.家を他の商品と同じように安くして、大量に売ればいいという発想で、価格だけを重視し極端に安く販売しようとする。
2.安くするために、見えない部分の材料を中心に徹底的にコストダウンをする。
3.コストダウンするために、やらなければならない工事の工程を省く。
4.工業製品・規格製品を使用しコストダウンをする。
5.完成品や商品の耐久性などメンテナンスコストの説明などは極力行わない。
6.消耗品の部分は瑕疵保証の対象外なので、説明も一切ない。
7.ほとんどのお客様が2棟目を建築することはないので、次につながる説明などは不要
8.ほとんどの素材が経年劣化し、経年変化を楽しむ素材など皆無である。
「イノベーション」を定義した有名な世界的な経済学者 ヨーゼフ・シュンペーターがこんなことを言っていたらしいです。
「私は2種類の人間を信用しない。すなわち安く建築すると公言する建築家と、簡単な答えを与えると公言する経済学者を」と。
いわゆる「安くします。」「安く建築します。」という建築家や建築業者の耳障りのいい言葉を信用し、安く建てれば、必ず住んでからの生涯コストが高額になってしまい、結局は住んでからの生涯価格が非常に高くなってしまう、だから安く建築するという建築家は信用できない。という事を言っているのだろうと思います。
日本で言えば、江戸のいろはかるたではないですが、「安物買いの銭失い」という事になってしまいます。

私たちの業界は、他の業界に比べ考えも姿勢も非常に遅れているというのが現状です。最近非常に多く見受けられるのは、”長期優良住宅対応”や”ZEH対応住宅”などと広告表示し、実際にはその仕様になっていない、何をもって対応なのか一切分からない会社です。建築引渡し後に、初めてお客様が仕様の違いに気付き、裁判沙汰になり、楽しいはずの新築住宅での生活が、過大なストレスとなってしまうという現象が数多く起きています。

住んで30年後、50年後も“いい家だね”と言っていただける、「いい家をつくる」という本来の基本意識が欠落し、より多く売る為だけに、デザインだけに偏ったり、コストだけに偏ったりしている家が非常に多く建築されております。

もちろん企業としてのコストダウンは、非常に重要です。また効率を良くするための工業化、規格化を否定するつもりはありません。

しかし、私たちが携わる建築というのは、その地域づくりや街づくりの文化、歴史の一端を担っております。日本の歴史や諸外国を見ると分かるのですが、地域社会が活性化している地域というのは、その街並みとしての建築や家がその地域と見事に調和し、文化や歴史の一部となっております。またそのような建築物は、手入れ次第では50年、80年、100年と非常に長期的な耐久性を保ちます。

本来日本にも、自然素材の木を活かし、壁は漆喰を塗り、大工職人、左官職人、建具職人の腕を活かした、建築物が立ち並び、きれいな街並みを形成する文化があります。
そのような地域と人は、100年、200年と伝統と文化を受け継ぎながら、歴史と共に生き続けていきます。
そして、私たちスピークスはそんな考えのもとから、自分たちが愛情をそそげるいい家だけを創り、建築した家と生涯つきあっていきたいと考え、その証として建築引き渡し後、他の保証期間が切れた後でも、消耗品などの経年劣化や損傷、製品寿命以外の、建築工事の欠陥が原因の場合は、無料で修理させて頂く事を決意しました。
末永く経年変化を楽しめ、日本の伝統と文化を受け継ぎ、現代の技術を融合させ、自然素材と職人の技術を活かし、30年、50年、80年を経過しても、住んでいる人が、本当の豊かさが実感でき、いい笑顔と、いい言葉だけをつむいでいく、現代の新しい本物の家づくりを追求し、提供していきます。

2018年4月 
スピークス 株式会社
代表取締役 吉田 博文

PAGE TOP