先日、お出かけついでにとある神社へ。
着物を着ているお子さんが多く「何かな~?」と思っていたら
世間は七五三の季節だったんですね。
パステルカラーの可愛らしい着物にメイクを施したお人形さんの様な女の子たち。
普段はできない格好で、嬉しそうにニコニコしている姿。
見ているこちらまで微笑んでしまいます。
そういえば、何のために七五三ってあるんだっけ?っと思い調べてみました。
昔は乳幼児の死亡率が高く、生まれてから3~4年たってから戸籍に登録していたそうです。
そのため、子供が無事に成長したことへの感謝と幼児から少年・少女期への節目にこれからの
将来と長寿を願う意味があるそうです。
【子供の成長と幸せを願い、神様にお祈りと感謝をするお祝い】
子供の頃は着物を着て、おいしいものを食べて飴がもらえるイベント。
と単純な考えでしたが。。。
こんなに幸せが詰まったお祝いだったなんて。
幼少期に七五三をしてもらえたことに、気持ちがじんわり温まりました。
家族の愛情がギュッと詰まったイベントなんですね。
ちなみに753の数字の由来は室町時代までさかのぼり、、、
3歳:男女とも髪を伸ばし始める、髪置(かみおき)
5歳:男の衣服である袴を着る、袴着(はかまぎ)
7歳:女の子の着物帯の装い始める、帯解(おびとき)
という習慣があり、理由としては
三歳で言葉を理解するようになり、
五歳で知恵づき、
七歳で乳歯が生え代わるなど、
発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健やかな成長を氏神様にお祈りをしていたそうです。
子供の成長に合わせた親の愛情が風習を作っているんですね。
その時期だからやらなくちゃ。
忙しいから、簡単に済ませちゃおう。
風習を軽~く考えてしまうこともある私ですが。
意味を知れば、やっぱり大切にしたい風習ですね。
代々続く愛情風習。
知らないとやる気が起きない。
でも知ってみると、気持ちもついてくる。
身近なものを少し丁寧に見つめてみると、素敵な発見があるかもしれませんね。