地盤調査


スウェーデン式サウンディング試験により厳密な地盤調査を行います。地中を構成しているデータを収集し、地盤の強さや地層などを判定します。また敷地の現状はもちろん、周辺環境や過去の状態も確認。さらに東日本大震災でも問題になった液状化現象の可能性の診断も同時に行い、これらのデータに基づいた最適な基礎工法の選定を行っていきます。
大震災の教訓を生かした、地盤形状・地形を考慮した設計
東日本大震災でも、盛り土や転圧が不十分な分譲地の被害、また基礎補強工事の不十分な建物の被害は甚大でありました。土地の形状・地層・造成状態などを十分に把握し、地盤から建物までのバランスの取れた家づくりが大切となります。根底である地盤を十分考慮した高耐震性の家づくりに取り組んでいきます。


基 礎
家づくりにとって最も重要となる基礎には、建築基準法(120㎜)より、幅が広い150㎜を採用し、基礎高は長期優良住宅の劣化対策基準(400㎜以上)をはるかに上回る500㎜とし、床下空間は長期優良住宅の劣化対策基準(330㎜)より100㎜高い430㎜を確保しております。鉄筋コンクリートのべた基礎を採用し、コンクリートと天然無垢ひのきの土台の間には、樹脂のやわらかさと石の硬さの両方の利点を持った基礎パッキン工法を採用し、劣化対策の高い基礎との組み合わせにより、日本古来の寺社仏閣のように、1年中、新鮮な空気が床下を通気し、住宅の長期の耐久性・耐震性・シロアリ保証を実現しています。


構 造
「ワーズの家」 H‐TJW構法
(日本の伝統技術と世界技術のハイブリット構法)
日本の伝統技術と世界の最新技術の融合
日本古来の気候風土と、木造建築の高耐久性の代名詞である伝統的な素材、ひのきの土台と柱と、現代技術の最新の耐震性を誇るモノコック構造を組み合わせた、ハイブリッドモノコック構造により、長期間の耐久性、耐震性を誇ります。
巨大地震が生じた場合、住宅にかかる圧力は数十トンになるともいわれています。その力にも十分耐えられるよう、東日本大震災では被害の少なかった木造在来軸組工法と、枠組み壁工法(2×4工法)の両方のメリットを組み合わせた、ハイブリットモノコック構造に仕上げました。在来軸組工法の柔軟性と国産天然無垢ひのきの太い土台、柱(120㎜角)と天然無垢の梁と通気性の高い耐震パネルにより、頑強な6面構造の箱型にすることにより、高い耐震性能を発揮します。
ハイブリット モノコック構造
ハイブリットモノコック構造・・・在来軸組工法と2×4工法の利点を組み合わせた超耐震構造
在来軸組工法の柱(120㎜角)は2×4(38㎜×89㎜)よりはるかに太く強度が高い。
さらに国産の天然無垢ひのき芯持ち乾燥材を使用することで柱の強度をさらにあげ、2×4の壁工法のように壁面に耐震パネル、水平面に24㎜の構造用合板を用いて、階数ごとの6面箱型構造をつくりあげるハイブリットモノコック構造により高い耐震性を発揮します。
外部壁面耐震パネル 構造用スターウッド
剛性床三層構造
東日本大震災時もそうですが、地震の時は横から大きな力が加わります。その横の力に耐えきれないと、建物が倒壊する恐れがあります。「ワーズの家」では、水平方向の外力に強い、剛床を採用しています。1階床、2階床、他社ではあまりない小屋裏にも、24㎜の構造用合板を用い、梁や大引きの構造躯体と一体化させ、家の内部に3層の水平剛床を設置することにより、改正建築基準法をはるかに上回る剛性を発揮します。
屋根面通気 (風通し銀次郎/クールボード)
遮熱効果+屋根断熱時の通気層確保が可能
高い遮熱効果素材を使用。通気層部分に風を通すことで、夏の熱い日差しの熱も、棟換気からどんどん逃がします。銀次郎を使用することで、小屋裏内温度は最大約10℃もダウン。室内への侵入熱量も約50%削減できます。
土台・柱 国産天然無垢 ひのき 芯持ち乾燥材
土台や柱には国産天然無垢材を使用。2×4工法で使われる輸入材の89㎜×38㎜よりはるかに太く、日本の気候風土にあう、4寸角120㎜×120㎜の国産天然無垢材を使用。さらに木材では一番強度の高い1本の木から1本しか取れない芯持ち乾燥材を使用。
ひのきの強度
奈良時代につくられた日本書紀に『スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい」と書かれています。ヒノキは古い時代から宮殿建設用として最適で最高の材となることが知られていました。その為、大昔から神社や仏閣を建てるための木材として多く使われ、世界最古の木造建築物で知られる奈良の法隆寺や薬師寺は、建立から1300年以上を経て、今なお立派に建ち続けています。ひのきは伐採してから強度を増していき、200年後にピークを迎え、その後1000年かけて徐々に伐採直後の強度に戻ると言われており、木材としての耐久性や保存性は世界最高レベルです。


ひのきの作用・防虫・殺菌効果
ひのきには木材を腐らせる原因となる腐朽菌(ふきゅうきん)オオウズラタケやカワラタケの繁殖を抑制する働きがあります。ひのきに含まれるαカジノールという、におい成分がこれらの菌の繁殖を抑える効果があると発見されました。αカジノールは抽出油に含まれる、ひのき特有の香り成分で、アロマオイルとしても利用されています。化粧品にも使われるヒノキチオールという成分も、ひのきに由来して命名されたもので、抗菌作用を持ちます。このヒノキチオールは実は国産ひのきに含まれる量は少なく、台湾ひのきの方が多く含まれています。しかし、抗菌性をもつ化合物はヒノキチオールだけではなく、αカジノールやヒノキオールというテルペンやフェノール性の化合物などがあり、これらは国産ひのきに多く含まれています。また、ヒノキオールはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)という、多くの抗生物質に耐性を持つ病原菌に殺菌作用があることも確認されています。これら多くの成分がダニやシロアリなどを寄せ付けない防虫効果に作用するため、長期優良住宅の認定基準による劣化対策では、室内環境に有害な薬剤による防腐、防虫処理不要の木材とされています。
通気性・呼吸性
「ワーズの家」Air thermal (エアーサーマル)高断熱・遮熱通気工法
ダウンジャケットや高機能スポーツウェアのように、保温性・通気性に優れた、最高レベルの高断熱・高気密住宅です。高温多湿の日本の気候風土の中で、理想的な「高断熱・遮熱通気」の家を実現しました。
木造住宅の耐久性に一番必要なのが、通気性です。
高断熱・高気密化が進み、自然素材だと思っていた塗り壁でさえ、ほとんどが防腐剤や接着剤漬けの工業製品や化学物質でつくられ、断熱材の内側からビニールシートで気密するという、ありえない断熱工法が蔓延しています。長寿命の古民家や、土蔵のような自然素材の吸放出性が失われ湿度調整ができない為に、外部結露や壁内結露、またカビ、ダニの発生、経年変化による断熱性能の劣化、過剰な乾燥による病気の蔓延、化学物質過敏症など様々な問題が出てきています。それらを取り除くために最も大事なことは、家全体が呼吸して通気性をよくし、ダウンジャケットや高機能のスポーツウェアのような通気性のいい住宅を実現し、四季の暑さ寒さにそなえなければなりません。
Air フローシステム
壁全体の素材が呼吸し、断熱材外側全てにair(空気)を通すことにより、通気性・保温性を持った高断熱・遮熱通気システムを実現しました。
壁全体が呼吸します。室内側の内装塗り壁の自然素材100%シラス中霧島壁、ハイクリーンボード、高機能断熱材 フォームライトSL、外部パネルのダイライト、外壁塗り壁のシラス壁、全てが木材のように、吸放出を繰り返し、室内環境の湿度を上手に調整し快適に保ちます。
通気耐震 高強度パネル ダイライトMS 構造用合板の7倍~10倍の透湿性を発揮!

床下通気(JOTO基礎パッキン工法を採用) シロアリ保証 延長保証最長30年まで対応!
長期的な耐久性を持つ日本の寺社仏閣のように1年中床下に風を通すことにより木材の耐久性を高めます。また夏の風、冬の風が床下を通ることにより、防虫効果が高まり、基礎断熱などで問題になっている、シロアリ被害による土台、柱の劣化や断熱性能の劣化を防ぎます。
シロアリ保証 延長保証最長30年まで対応
外壁 通気・透湿 防水性能
スーパー白洲そとん壁 自然素材100%外装塗り壁材
シラスだからこそ実現できた驚異の二大機能 「防水」+「通気・透湿」
軽量モルタル、サイディングを圧倒する、既成概念を超えた外壁です。
「防 水」
シラス外壁材は下塗り材と上塗り材の2層構造。下塗り材は超微細なシラス粒子で構成しているため、水蒸気の細かい粒子を通しながら、雨水の大きな粒子は通しません。ラス下の透湿防水シートだけで、仕上げ表面の防水処理は不要です。
シラス壁だけの防水メカニズム

「通気・透湿」
自然の透湿機能で建物を守る
多孔質なシラスは、透湿性に極めて優れています。表面の防水塗装が要らないため、壁内部の湿気が壁表面から放出され、建物を湿気による結露やカビの被害から守ります。
● 「スーパー白洲そとん壁W」透湿テスト
「スーパー白洲そとん壁W」下塗り材を10mm厚塗ったものを、水槽の中段に設置。
これを境に、下からは空気を送り込み、上部には水を張ります。すると水を張った部分に細かい空気の泡が出てきます。
「スーパー白洲そとん壁W」の施工工程
モルタルラミテクト(湿式用透湿防水シート)の上に波型ラス網(山高8㎜)をタッカー釘で止めます。そこに水蒸気の細かな粒子は通しますが、雨水のような大きな粒子は通さない、超微細なシラス粒子で構成された下塗り材を塗り上げます。その際、スーパークラックノンネット(クラック防止ネット)を伏せ込み、頑丈な下地を形成します。養生期間終了後、上塗り材を塗り付け、出隅・入隅を整え、仕上げ用のかき落とし器やスチロゴテ等でテクスチャーをつけます。多孔質で形状も不整形を成し、太陽の熱や光、さらには水、風、寒冷などあらゆる自然現象に対して変質しない高純度無機質セラミック物質のシラスを、現代の工法で仕上げる事により、従来のモルタル壁などに比べて、クラック(ヒビ割れ)の発生が格段に少ない壁を形成することが出来ます。
「中霧島壁ライト」の施工工程
石膏ボードのジョイント部分にLNパテを60㎜巾で塗り込み、ひび割れ防止の為のLNメッシュを上から伏せ込み、さらにLNパテを250㎜巾で段差が無いよう平らに仕上げます。石膏ボードを止めているビス頭などもLNパテで同様に仕上げます。養生後、中霧島壁ライトを塗り付け、仕上げ塗りを行います。ほかの塗り壁材で使用される、下塗り用シーラー(化学物質系)は必要ありません。シラス壁の断熱・調湿機能による『省エネ・節電』効果、国交省の認定を受けた、有害物質を含まない不燃材、100%自然素材で構成されている為、化学物質を出さない事など、非常に優れた内壁材です。
防虫・防腐性能
国産天然無垢芯持ち乾燥材
土台・柱・・・・・・・・国産天然ヒノキ 無垢 芯持ち乾燥材を使用。
ひのき材・・・・・・・・防虫・防カビ・殺菌・抗菌作用に優れています。
芯持ち乾燥材・・・・・・木材の一番強度の高い中央の芯の部分からとり、1本の木から1本しか取れない貴重な木材をじっくりと乾燥させ、最高の強度に仕上げたひのき材だけを使用します。
ひのきは日本の寺社仏閣が1000年以上現存し証明している通り、防腐性・防虫性・また殺菌性にも優れています。長期優良住宅の認定基準による劣化対策では、室内環境に有害な薬剤による防腐、防虫処理が不要の木材とされています。また薬剤による防虫・防腐処理剤の効果は平均5年程度しか持たないといわれています。また、シロアリはひのきなどの天然無垢材の芯材を持った強度の高い木材に対しては、影響が少ないのも事実です。長期的に安心してお住まい頂くために、日本の木造住宅では最高級と言われるひのき芯持ち乾燥材をふんだんに使用し、防腐、防虫に備えます。
防音・防露性能
(最高水準 高機能断熱材)
空気の力で住まいを長期にわたって快適に
フォーム内のほとんどが空気でできた断熱材を用いた「マシュマロ断熱」のフォームライトは、確かな施工技術と高いレベルで実現する高気密・高断熱などにより、省エネ、静寂、長期耐久、健康的など、さまざまなメリットを生み出します。繊維系断熱材では不可能な、ダクト回りやコンセント回りや金物等全ての部位に隙間なく断熱を施しますので、生涯安心してお住まい頂ける、断熱、気密、通気性をもち、さらに断熱材自体に高い防音性能と防露性能を持ちます。
音漏れのない静かな環境生活を。
マショマロ断熱の家の特性はこんなところにも
マシュマロ断熱の家の優れた気密性は、今まで隙間から入り込んできた外部の騒音や、気になる内部の生活音の漏れをシャットアウト。フォームが構造材に接着することで、共振や反響も和らげます。さらに、その連続気泡構造は音をフォーム内に分散し、静かな生活環境を維持します。
<外壁 火山灰シラス>
超耐火性 2万5千年前のマグマ成分

最新スマートハウス機能
IOT対応 AI対応 スマートコスモが標準仕様
HEMS(ヘムス)とは?
「Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメント システム)」の略です。
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。
家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。
政府は2030年までに全ての住まいにHEMSを設置することを目指しています※1。
AiSEG2モニターは、ご希望により設置いたします。
世界最先端技術のAIセンサーを搭載した分電盤が、各家電や太陽光発電等の家中の電力をスマホで見える化。各リモコン家電も外出先からスマホ一つでコントロールし、AIスピーカーも連動します。
暮らしを見守る世界先端技術
「機器分離推定技術」AIセンサーを搭載
AIHEMSパックは、戸建て&集合住宅など様々な場面でAIスピーカーとも連動して、快適なスマートハウスをご提供します。AIHEMSは、ご希望により設置いたします。
注)AIスピーカーは、お客様手配となります。