今年もよろしくお願いします。

代表の吉田です。本年もよろしくお願いします。

年末年始の休み中、溜め込んでいた本を乱読しておりました。多くの経営者や著名な方々が口を揃えて大変革期と言っております。気候変動による異常気象、災害。東日本大震災、疫病(新型コロナ)、そして戦争、デジタル社会、A Iが人間の脳を超えるシンギュラリティ、生産年齢人口の減少と変化等など、未来から見たらあの時代は激動の時代だったと語り継がれる時代なのかもしれません。

産業革命以降の世界人口は、1803年に初めて10億人を超え、2022年11月には80億人を突破したそうです。わずか200年の間に70億人の人口が増加した事になります。日本も明治維新の1868年の3,330万人から2022年の1億2322万人まで154年の間に8,992万人の人口が増加した事になります。歴史から現代を見ると、確実に便利で快適で明るい方向に向かってきました。しかし人口が増加しているにもかかわらず「社会」いわゆる「コミュニティ」はどんどん劣化しているようです。

昔、小さな村落で家を建てるときは、隣近所で解体を手伝い、地域の木材を使用し地域の職人さんと家づくりを行いました。そこには子供や家族が職人と触れ合う、「社会性」のある「豊かなコミュニティ」が存在しました。そして建築する費用の大半は、その村で消費される、まさに「サスティナビリティな循環型社会」が存在しました。しかし徐々に地域職人のつくる家づくりが支持されなくなり、そこに大手ハウスメーカーが入り込むと地域で回っていたお金は全て中央に吸い上げられ、職人は下請けとなり、地域のコミュニティも無くなくなってしまいました。私たちは、人は増えたが「合理的なビジネス」を追求するあまり、人の結びつきが希薄な「社会」を創りあげてしまいました。

ダライ・ラマ14性は「人間は社会的動物であり、社会の一員としてしか生きられない」と言ったそうです。

「ビジネス」「社会」がないと成り立ちません。しかし「社会」は必ずしも「ビジネス」を必要としないそうです。

資本主義の経済発展理論「イノベーション」を提唱したヨーゼフ・シュンペーターは「資本主義はいずれ自壊する。合理的で秩序だった計算のみに頼って「金儲け」だけを行い。人間性に根ざした衝動を失ってしまう事によって、資本主義は滅びるだろう」と言ったそうです。そして、こんなことも言っています。

私は二種類の人間を私は信用しない。安易に安く建築すると公言する建築家と、簡単な答えを与えると公言する経済学者を」

私たちは今、大きな転換点を迎えています。そうであるならば「人間性」をビジネスの中に取り戻し、「明るいワクワクする未来」を築いていかなければなりません。それは地方のローカル経済を担う私たちにしかできない事であり、また役割でもあると思います。

そのために、私たちは以下のミッションを掲げました。

                  〜 人の日々に喜びを 〜

全ての皆さまに喜びを提供するために、日々の小さな幸せをたくさん創造する会社を目指してまいります。まだまだ発展途上中の会社でございます。至らない点などございましたら、遠慮なくご指導ください。そのご指導が私たちの成長の糧となります。本年もスタッフ共々一所懸命頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。