住まいのはなし~デザインの解説01~

今回からの住まいのはなしは、担当した物件の空間デザインについて解説をしていきます。

図面を引いている時に考えたこと、注意したことなども解説しますので、家づくりをする際の参考にしてみてください。

第1 回目の今回は「玄関」の設えや空間の工夫などを解説します。
※個人的な見解(感性、考え)での解説になりますので、全てこれが正解とは限りません。

・玄関に入った瞬間のアイキャッチにFIX 窓を使うことで、サッシの縁を押さえノイズを軽減しました。背面にバットレス(壁)を設ける事で近隣からの視線をカットし、カーテン、ブラインドが無くてもプライバシーが確保されます。

・スイッチ、コンセント等も玄関に入った瞬間の見栄えを意識し、玄関側へサイドを揃えました。

・ブラックウォールナットの重みのあるカラーや材質を使用する事で、カラーバランスの重心を下げ、落ち着いた重厚感のある空間を演出します。

・照明は必要最低限にする事で、天井がスッキリとします。窓の中心にダウンライトを設置する事で夜には、絵画を照らす照明の様に見えます。

・収納の建具はカラーを入れ空間のアクセントとし、単調さを解消しました。
※逆にホワイトを採用すると真っ白な空間となる為、奥にある額縁の緑が印象的な美術館の様な空間になります。

玄関というのは「家の顔」となる部分です。

空間自体はさほど大きくありませんが、見せ方や見え方、設え方を工夫するととても見どころのある空間となります。

以上、住まいの話 ~ デザインの解説 ~ でした。

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