住まいのはなし~設計の仕事04~

今回の住まいのはなしは、設計の仕事第4 回目です。(注文住宅が完成するまでに設計がどの様な仕事をしているかご紹介しています。)

前回は巻尺をご紹介しましたが、今回はコンベックスの使い方と測定をしている風景をご紹介します。

今回はコンベックスを使用して側溝や歩道、既存の擁壁の高さを測定しました。(※歩道や側溝、既存の擁壁は法令を確認する際にとても重要な情報となります。)

まず、歩道や側溝を測る理由としては、敷地への進入口があるか、歩道を含めて道路幅員にして良いかなどを確認します。次に側溝も道路幅員に含めて良いか確認をするのと同時に、雨水の放流先がきちんとあるか等の確認をします。

次に既存の擁壁は、ガケ地に該当するかどうかの確認と、工作物としての性能に問題がないか(ヒビや膨らみ等がないか)の確認をします。(※ある一定の基準を超えてしまう擁壁等は、ガケ地に該当してしまう事がある為、念入りに調べます。ガケ地に該当してしまうと法令の制限を受け建築計画の変更をしなければいけない時があるので注意が必要です。)最後にコンベックスは巻尺に比べ材質が硬く、曲がりにくいので一人で測定するのにとても適しています。又、コンパクトで持ち運びがしやすい為、現場などで一番使用頻度が高い測定機器となっています。

次回は測量用のアルミスタッフについてご紹介したいと思います。以上、住まいの話 小松でした。