彩る

玄関のお話です。

玄関は意外と色々な方が見る場所です。

親族やお友達、配達の方や、ご近所の方などなど。

お家の中まで入らずとも、玄関で立ち話なんて事もよくあります。

そんな玄関の印象を簡単に変えるアイテムがあります。

それは「絨毯」です。

私達の住宅は、しらす壁で、床もほとんどの場合無垢材を使います。

ラグマットを敷いても良いのですが、絨毯を敷くとかなり素敵になります。

おすすめをご紹介します。

①ペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯04

敷物としてだけではなく、美術品としても価値のあるペルシャ絨毯。

イラン原産の絨毯、手織りで一枚一枚手作業で織られます。

本来ペルシャ絨毯は、モスクでお参りをする為に使われる敷物でした。

価格が高いとイメージのあるペルシャ絨毯ですが、様々な産地があり、価格も様々です。

特にシルクの絨毯は高級なイメージがありますね。

私がおすすめしたいのは、ナイン産の絨毯です。

価格も控えめで、ウールの手織りが基本です。

ベースは白で、中心部が緑や青、赤の物もあります。

本来この上で礼拝をする物なので、強度はもちろん、汚れにも強いです。

デザインもシンプルな物が多く、無垢の床との相性は抜群です。

②ギャッベ

先ほど紹介したペルシャ絨毯の原型となる絨毯と言われています。

遊牧民が地面に直に敷いて生活する為に織っているので、丈夫で100年使える絨毯とも言われています。

ペルシャ絨毯もそうですが、本来は染色を草木で行います。

化学染料を使用しないので、お子様やペットにも安心して使えます。

写真でもあるように、織るのは女性がメインで、代々受け継がれていく絨毯だそうです。

デザインも可愛らしいものが多く、織り子さんの感性で織っていくので、同じデザインが2つとありません。

あまりの人気に、今ではインド産、トルコ産、中国産の物も出てきています。

価格もさらに安いのですが、コストの兼ね合いで草木染ではなく、化学染料で染めている物が多いです。

お家の印象は、絨毯一枚でガラッと変わります。

今お住まいの住宅でも雰囲気を変える事が出来ますので、是非参考にしてみてください。

今日は少し違う角度からインテリアのお話でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。