「大事な事」

代表の吉田です。やっぱり話が長いです。(^。^)

前回も触れましたが、私たちの1番の目的は、「喜ばれる」ことです。「本当いい家です!」「帰るのが楽しみです!」「家を建てて、ほんと良かった!」とお客様から喜んでいただく事。そして建築に携わる私たち、職人さん、取引会社の皆様が、「こんな家がほしい」と思える家づくりをする事です。

お客様、社員その家族、地域職人とその家族、取引会社、地域社会等様々な人々に「喜ばれ」なくてはならない存在になることが一番大事な事だと考えております。

それともう一つ同じくらいに、大事なことは持続可能な経済活動です。この自然と地球環境と共に、大地自然の恵みを生かした経済活動を行なっていくことです。そんな中から考えて考えて、考えたのが次の思いです。

「自然素材と地域職人の技で、世界に一つのブランドを“福島”からつくる!」

そのために今、私たちができることは、自然素材を十分生かし切れる、世界最高の技術を持った、地域の伝統職人の技術を絶やさず、後世に残す家づくりを行なっていく事が使命の一つだと思っています。諸外国には決して真似のできない、日本の大工職人、建具職人、左官職人、家具職人、塗装職人、タイル職人等様々な「匠」が私たちの地域に多く存在します。

しかし近年の住宅会社の利益優先の家づくりによる規格大量生産、工業生産化を進めることにより、多くの匠の技術を持った伝統職人が廃業に追い込まれています。そして他の業界では安くなるはずの、工場大量生産をしても価格が一番高いという不可思議な現象が起きています。それは、効率化を図るために高額な設備投資をして工場を建設しても、現場で完成させるのは、地域の職人の手によるものだという事です。この職人の手がなければ、大手ハウスメーカーだろうが、パワービルダーだろうが、工務店だろうが、設計事務所だろうが、家づくりを完成させることは不可能ということです。

いい家づくりは料理と同じで、「いい素材」を「腕のいい職人」が「手間隙をかけて」この3つでいい家づくりは可能となります。

「工業製品と加工素材」で「組み立て職人」が「素早く作る」家が本当に良い家でしょうか?

日本の木造住宅の本当の良さと世界一の伝統技術を後世に残すためにも、現代技術と融合させ、素材、デザイン、性能、メンテナンスのバランスの取れた家づくりを実現させ、多くの皆様に提供していくことが私たちの大きな使命の一つと考えております。

また、昨今の台風や自然災害の影響の一つとされる地球温暖化、その温暖化の原因とも言われるのが二酸化炭素です。

私たちSpeaksの家は県産材を中心とした木造注文住宅ですので、37.5坪の住宅で約16トンもの二酸化炭素を固定しています。

世界的な森林破壊。森林大国の日本にもかかわらず森の手入不足による森林の崩壊。

私たち日本人はこの森林の恵みで家や家具をつくり、焚き木で暖をとり、お湯を沸かし、洪水や渇水を防ぎ、生命が育まれ、生物が生まれ、二酸化炭素を吸収し、きれいいな空気と癒しの環境を得てきました。

その森林と共生していくことは、私たちが生き続けていくということです。森林資源を有効活用し、また森林保全のため私たちSpeaksは地域木材を中心に木材ふんだんに使った家づくりを行います。

さらに、その森林保全への取り組みに賛同し、「more treesの法人サポーター」となっております。more treesについては下記をクリックしてください。

持続可能な発展する社会というのは、私たちの経済と自然環境が一体となってつながり発展していかなければ、実現できません。

国連で世界の首脳に対して、スウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥーンベリさんが

「あなたたち大人がどんなに目をそむけようと、世界は変わり始めている」と私たち大人に対して、環境への責任を訴えたスピーチは世界に衝撃を与えました。

事実、昨今の異常気象や災害で私たちは、それを強く実感する事になります。

世界の将来の子供たちは、私たち以上に持続可能な社会、地球温暖化等、環境意識の高い優れた感覚を持っているのだと考えます。その未来を少しでも明るくすることが、私たちの重要な役割でもあります。

もちろん、経済も商売も大事です。ただそれと同じように「大事なこと」があります。それを同時に考え、今私たちができることから少しずつ、必ず行動する事が大事なのだろうと考えます。今日のところはこの辺で・・・