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2020年 本当にありがとうございました。
スピークス代表の吉田です。
あっという間に、今年も終わろうとしております。今年は、大変お世話になりました。様々な意味で大きな変化のあった年となりました。歴史的な疫病の新型コロナウィルスに直面し、改めて人生は「思い通りになる事」と「思い通りにならない事」この繰り返しなのだろうと思い知らされました。思い通りにならない事に遭遇した時、私たちは、神様らしきものに試されているような気がします。これでも人に喜ばれるように、楽しく生きれますか。と
しかしそのような中、今年は大勢のお客様からのご相談とご契約とお引き渡しをさせて頂きました。今月は特に7件の引き渡しを終えようやく仕事納めをさせて頂きました。本当にありがたく感謝しかございません。
この業界に入り、ほとんどのお客様が一生に一回という家という建築で購買頻度の少なさと知識のなさにつけこんだ業者都合の家づくりを数多く見てまいりました。なぜ、建築業界のほとんどの人が、自分の会社で提供している家を本当に自分自身で建てたがらないのか。なぜ、目先の数字ばかりに追われ、建築していただいたお客様を蔑ろにしてしまうシステムなのか。なぜ、お客様が満足しない家づくりを続けるのか。なぜ、クレーム産業というレッテルを貼られ評判を落としても企業が存続できるのか。
お客様に「いい家をつくり喜ばれる」このシンプルな考えの「家」だけをつくりたいと思い、素材にこだわり、職人技術にこだわり、メンテナンス性にこだわり、価格にこだわり、といった家づくりをしていこうと思い続け、そんな家以外は提供したくないという強い思いをサラリーマン時代より実現しようと活動してきました。
私自身が技術系ではないので、技術系や職人の方々と数多くぶつかりました。「そんなのは無理だ」「そんなのはお客様のわがままだ」「素人はわかっていない」等様々な事を言われ、叩かれ、無視されたり、嫌味を言われたりなどとした時代もありました。
そして企業というのは、どうしても数字の論理で動きます。利益至上主義です。いくらお客様第一と言っても、多く方が実感していると思いますが、会社の利益が数字が一番です。
しかし「そうじゃない、私たちは力を出す方が先で、いただく方が後なんじゃないか」いい物を、いい家を提供してその対価としてお金をいただくという当たり前のことがこの業界にはできていないのではないだろうか。給料も今月働いて翌月いただく、食事もお腹のものを出して、食事をする。この出す方が先というのが自然のでシンプルな形なのだろうと思います。
どうしても日常生活で、先にもらう方を考えてしまう事が多くあり、また会社も利益や数字を優先して会社の運営をします。そうすると、私たちの建築業界はいくらでも見えない部分の材料を落とし、やるべき工事を省きコストダウンをして値段を下げ、その内容は一切説明せず家を提供していく、そうしてお客様の満足や住んでから10年後20年後の事など、一切考慮しない家を物のように販売する家づくりが横行していきます。
そんな事は一切しないという決意と理想を掲げ、お客様に「喜ばれる」ことが先で、それがあるからこそ私たちも仕事におもしろみを感じることが出来る。お客様に喜ばれることなしにお金をいただくことがあってはならないと言う事を理念の一つにさせていただきました。仕事とはそうでなければならない。そんな事を言うと、「そんなのは理想論だ」「甘い考えだ」そんな事をいう人もいました。しかしそうではない、本当にお客様に喜ばれ、おもしろく仕事ができればそれだけで人生はものすごく楽しいものになるはずだ。そういう思いが強くあり、それを実現する為に独立を決意しました。そしてその思いを共有してくれ支えてくれる仲間が徐々に増え、ようやく皆様に喜ばれる、家だけを提供する集団ができたと思っております。
まだまだ知名度もなく、来場者も少ない展示場オープンから半年を過ぎた頃に、大きなカケではありましたが100万前後かかる折り込みチラシなどの広告宣伝をほとんどやめ、広告のほとんどをSNSに切り替え、広告宣伝をギリギリの半分以上削減しました。そして様々な余分な経費を省きお客様への満足度への向上になるよう、品質をトコトン高めて自然素材や天然無垢等の最高品質の素材と、一流の地域職人が作る注文住宅を一般のお客様にも手が届く金額で提供することができるようになりました。
そして今年になり新型コロナウィルスが社会全体を襲いましたが、予想に反したくさんのお客様からの問い合わせ、商談、ご契約、お引き渡しをさせていただきました。先行き不透明な時代になり家づくりを真剣に勉強する人が増え、大手のハウスメーカーより品質が高くて金額が安いということを十分理解してきていただくお客様が想像以上に増加いたしました。「あ〜間違ってなかったんだ」「これでよかったんだ」という思いを感じることができた一年でした。来年も更なるいい家づくりを皆様にご提供できるよう、スタッフ一同研究を重ねご提供してまいります。
今年は本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。皆様にとっていいことばかりが降り注ぐ1年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
令和2年12月31日
スピークス 株式会社 代表取締役 吉田 博文