愛です。

先日、YouTubeで動画を見ていたらトヨタ自動車の豊田章男社長が

「商品に「愛」をつけて呼ぶものは、車(愛車)しかないんですよ。」

というような事を言っておりました。それを見て考え込んでしまいました。

なぜ、長い時間をすごす私たちのつくる家に「愛」がつかないのだろうかと考えておりました。

突き詰めていくと、それは私たちが「喜ばれる」家をつくれていないからではないだろうと思います。

昨今の様々な企業の不祥事を見ましても、お客様に「喜ばれる」ことよりも、大事な事が多い企業が数多くあるのだと強く感じます。

会社は数字と利益を最大限求め続け、社員は出世のために数字を作り出し、社内会議や競争や人事などに労力の半分以上を費やしている会社が多くあるような気がいたします。そのため最も大切なお客様の方を向いて仕事をしていないというのが、今の日本の企業の大半ではないでしょうか。

もちろん企業としての利益は大切です。しかし仕事をする上で一番大事な事が数字や利益であってはならないと思います。数字や利益を最大限求めていく行為というものは、決してお客様に「喜ばれる」事とは比例するとは限りません。むしろ逆の場合の方が多いのではないでしょうか。

しかしお客様に「喜ばれる」事が第一であるならば、日本の歴史が示し、数多くの商人達が実践してきたように、数字は必ず比例してきます。

人生は日々、思い通りになる事、ならない事の繰り返しだろうと思います。

思い通りにならない時、つまずいた時、転んだ時、心を癒しリセットしてくれる、初心にしてくれる家なら、また立ちあがろう、前に進もうと、明日への希望と「喜び」が湧いてくるだろうと思っております。そんな家ならいつか「愛」がつくだろうと信じて日々、研究を重ねお客様に「喜ばれる」家づくりを進めてまいります。

何卒よろしくお願いします。