No.25【ほづみのはなし~構造・構法~】

今月の‶ほづみのはなし″は、スピークスの建物の構造、構法についてお話ししたいと思います。

構造、構法というと、お家を建てようと考える皆様は必ず気になるところだと思います。

スピークスでは日本古来の気候風土に合った高耐久性の代名詞であるひのきの土台と柱と、現代技術の最新の耐震性を誇るモノコック構造を組み合わせた、ハイブリットモノコック構造で家づくりを行っております。

日本は昔から地震の多い国で、昨年、一昨年と大きな地震がありました。巨大地震が生じた場合、住宅にかかる圧力は数十トンになるともいわれています。その力にも十分に耐えられるよう、東日本大震災でも被害の少なかった木造在来軸組工法と、枠組み壁工法(2×4 工法)の両方のメリットを組み合わせたのがハイブリットモノコック構造です。

在来軸組工法の柔軟性を作り出す、国産天然無垢の太いひのきの土台と柱(4 寸角)と天然無垢の梁材、それらに通気性の高い耐震パネルを施す事で、頑強な6 面構造の箱型となり、高い耐震性能を発揮します。その構法を私たちはH-TJW 構法(日本の伝統技術と世界技術のハイブリット構法)と呼んでいます。東日本大震災の時も、近年の地震でも、RC 造(鉄筋コンクリート造)やプレハブ造に深刻な被害が出ました。これは地震の波形がRC 造等に共鳴したと言われています。

また工業製品のプレハブでは構造体に柔軟性と粘りがないため、弱い部分のサッシが割れたり工業製品の接合部分が外れたりといった被害が出ていました。

スピークスの土台・柱の天然無垢ひのきは、伐採から200 年かけて強度を増し、1000 年ぐらいかけてゆっくりと強度が落ちると言われ、事実、建立から約1300 年以上経過する法隆寺のひのき材が、伐採期と同じ強度といわれています。

古より日本人がひのきを使っていた事の素晴らしさを改めて実感した、今月のほずみのはなしでした。

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