Nature-素材について

国産天然無垢材の強度

床材や構造材、内装建具、造作家具にはひのき・杉・ナラ・ウォールナット・オーク・パイン材など、デザインや用途に応じた天然無垢材を使用し、土台や柱には国産天然無垢で、1本の木から1本しか取れない芯持ち乾燥材で４寸角（120mm×120mm）のひのき（福島県産）を使用しています。

ひのきは木材としての耐久性や保存性は世界最高レベルで、建立から1,400年以上経っている法隆寺にも使用されています。

また、接着剤を使用しない天然無垢材は、接着剤の劣化による耐久性の損失の心配がなく、天然の素材ならではの超耐久性があります。

東日本大震災の際、RCコンクリート造やプレハブ造に深刻な被害が出ました。それに対して、現代の木造在来軸組工法で建築した建物の被害の少なさは、まさしく木材が本来持つ柔軟性と粘り強い強度の高さを実証した形になりました。

様々な作用を持つ天然無垢材の成分

ひのきにはαカジノール、ヒノキチオール、ヒノキオールといった成分があります。

これらの成分は、木材を腐らせる原因となる腐朽菌やカビ、ダニの繫殖を抑える効果があり、抗菌、殺菌作用があります。また、これら多くの成分がダニやシロアリなどを寄せ付けない防虫効果を持っているため、長期優良住宅の認定基準による劣化対策では、室内環境に有害な薬剤による防腐、防虫処理不要の木材とされています。

天然無垢の精油にも抗菌作用があり、ダニやカビ、細菌類を抑える効果があります。

また、天然無垢の樹木が発するフィトンチッド（芳香成分）には人間の自律神経を安定させる作用があります。

高断熱で調湿作用のある天然無垢材

木材の断熱性能はコンクリートの12倍といわれており、四季の寒暖差に影響されず、室内を快適に保ちます。

天然無垢のフローリングは、冬場でも素足で歩けるほど保温性があるため、体感温度が高くなり体への負担が軽減されます。

天然無垢材は、建築後も呼吸を続け、室内の湿気が多くなれば吸収し、乾燥すると水蒸気を室内に拡散するという作用を持っています。

そのため、夏でもべたつくことなく、冬の乾燥も和らげることができます。

マグマからできた100%天然素材シラス壁

外壁には「スーパー白洲そとん壁W」を、内壁には「中霧島壁ライト」を採用しています。
シラス壁は、耐火性・断熱性・調湿性・防水性に優れるだけでなく、空気清浄機能や消臭機能を持っており、大変優れた壁材です。
化学物質系の下塗り用シーラーが不要であり、中まで100%自然素材で構成されているため、安心して暮らすことができます。
また、表面に静電気が帯びないので、汚れも引き寄せず、美しさを保つことができます。

シラス壁ならではの優れた防水性能と断熱・調湿作用に加え、モルタルの約1/6の熱伝導率からなる断熱性能

シラス外壁材は2層構造になっており、超微細なシラス粒子で構成された下塗り材は雨水を通さず、隙間が大きく抵抗が少ない上塗り材の表面へと流れていきます。

表面の防水塗装がいらないため、壁内部の湿気が壁表面から放出され、湿気による結露やカビの被害から建物を守ります。

多孔質のシラス壁には他の外壁にない保温断熱効果があり、夏冬の冷暖房費の負担を軽減します。

耐久性も高く、約30年塗り替え不要です。