住まいのはなし~窓の種類①~

こんにちは。今回の住まいの話は前回の続編です。今回は窓の種類が変わると、どの様な空間の変化が起きるのかお話ししたいと思います。

※間取りは前回と同じです。(1.部屋は8畳のリビング、2.入り口は西北の角、3.窓は南面のみ)

パターンとしては、1.引き違い窓、2.縦すべり出し窓、3.横すべり出し窓の3種類です。

各々特徴があるので見た目の変化と特徴をお話します。

【パターン1 引き違い窓】

引き違いの窓は、比較的大きな窓が安く販売されており、採光や通風の確保も安易な為一般的に広く使われている物になります。

しかし、サッシ枠が中心にあり視線を遮り、窓自体が単調な真伸びした見た目なので、他の装飾窓に比べてデザイン性が劣ります。

デザイン性重視では無く、採光、通風、コストパフォーマンスを重視した窓になります。


【パターン2 縦すべり出し窓】

縦の軸を中心に外に押し出すタイプの窓です。こちらの窓も採光や通風を確保するには良い窓となります。

しかし、引き違い窓と比べると同じ量の採光、通風を確保するのに多くの窓を配置しなくてはならないためコストアップとなってしまいます。

デザイン的にも縦⾧で、とてもスタイリッシュな印象なので使い勝手が良い窓です。


【パターン3 横すべり出し窓】

横の軸を中心に外側上部に押し出すタイプの窓です。サイズが限定されてしまいあまり大きな窓は出来ない為、採光、通風というで、他の窓より劣ります。

窓の形がスクエア(四角)に近い形のデザインもあり、窓複数で組み合わせる事でデザイン性の高い空間を作ることができます。

アクセントや部屋の印象を他の部屋と差別化したい方などにおすすめな窓です。

この様に同じ8畳の空間でも窓の種類が違うだけで印象がかなり変わってきます。

前回ご紹介した家具の配置等も合わせながら間取りを検討していただくと、とてもバランスの良い住空間が作れます。

又、写真などでこの様なイメージの部屋を作りたいとお話いただければ、スピークスではその案をもとに、ご提案させていただきます。

以上、設計の小松でした。

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