欲しいと思う家

代表の吉田です。

「自分が心から欲しい!住みたいと思える家だけをつくろう。」

「この仕事は人に喜びを与えられるだろうか?そして自分に喜びを見出せるだろうか?」

「この仕事を通して、人生の最後に本当に面白かったと言えるのだろうか」

創業時に、物流倉庫事務所の一角を間借りし日々、自問自答して考え抜いた事です。

「本当に欲しい家ってなんだろう。喜ばれる家ってなんなのだろう。一戸建ての家は本当に必要なのだろうか?」深く、深く家づくりについて考えて、考えて、考え抜きました。デザイン、断熱、耐震、構造、素材など全て納得がいくまでに約1年半かけて家づくりを検討しておりました。

私たちの家づくりというのは、日々改良の連続です。ここに終わりはありません。

 

先日古い本を取り出し眺めていたら、江戸時代の改革者、二宮尊徳の言葉を見つけました。

「秋の草木を覆えば、生育する事なし」

(秋の草木に光、水、熱などの天地の恵みがなければ、作物が生育することはできない)

「秋に植え付けた種は春に芽を出す」

「春の目立ちを求めんとすれば、秋の草木に肥をあたうべし」

(春に作物の生育を期待するのであれば、秋に十分な肥料を与えるべきである)

このあたりまえの事を普段からできていなければ天からの恵みはいただけない。

農村部で育った私には、とてもしっくりきました。天地から与えられる自然の恵みに生かされている事に感謝し、仕事により良い思いを込めて、新しい種をまき肥料を与えていく事を日々コツコツとこなす事が大事なのだろうと思います。

そして末永く経年変化を楽しめ、日本の伝統と文化と自然素材、伝統職人の技術をいかし、30年、50年、80年を経過した後も、住んでいる人が豊かさを実感でき、いい笑顔と、いい言葉を紡ぐ、本物の「家」だけを私たちは提供してまいります。

自分たちが心底、欲しい!と思える家だけを提供してまいります。スタッフ共々よろしくお願いします。

2023年11月

                        スピークス 株式会社

                        代表取締役社長 吉田 博文