厳選自然素材

厳選自然素材でつくる

「ひどい頭痛だ!頭痛と涙が止まらない!」

今から約30年前にこの建築業界に入り、最初にお客様に引き渡す住宅で私自身が味わった経験でした。

その後も新築の家に入る事が苦痛でなりませんでした。

当時は業界内でもあまり問題にならず、原因も分からず放置され、その後大勢の方がシックハウス症候群、別名「新築病」と言われる病気を発症しました。私自身もかなり敏感に反応する体質だったようです。それから10数年経過した2003年に建築許可の条件に「24時間換気システム」を設置し、室内の化学物質を排出することが義務付けられました。家の高断熱・高気密が普及すると同時に、コスト重視の工業製品で建築された、家やマンションの防虫防蟻処理剤、建築や合板の接着剤、内装材などに使用されている化学物質が室内から抜けず、その化学物質を長期間吸ってしまうことで、微量の他の化学物質にも反応してしまい、通常の生活を営む事が困難になってしまう病気です。高気密、高断熱住宅の普及と同時に瞬く間に日本で広がりました。

私たちが1日に吸う空気の量は500mlのペットボトル約2万8,800本分、ご飯にすると100杯分にもなります。私たちが暮らす家の空気は、知らず知らずのうちに私たちの健康に重大な影響を与えています。

食事で考えたならば、大量の化学物質が含まれていますが、機械で取り除きながら食べてくださいと言われているようなものです。こんなおかしな話はありません。

コスト重視、利益重視の家づくりを目指し、工業製品だらけの家づくりを追求した弊害です。

日本の伝統的な家づくりや、長持ちする欧米の家づくりのように、地域の自然の恵みを活かした家づくりを行えばそんな心配は無縁だったはずです。確かに自然素材は扱いが難しいと言われますが、しっかりとした職人の技術があれば、工業製品よりはるかに長持ちします。日本の世界一の伝統職人の技術と日本の自然の恵みを生かした家づくりは、将来の子や孫の代になっても50年、100年経過しても素晴らしい経年変化を遂げ、美しい街並みを形成し日本の文化となっていきます。

SDGs等と声を大にしなくとも、古来の日本人の知恵と生活に、現代の技術をプラスしていけば私たちは自然と持続可能な社会を創り上げることが可能です。その為にも私たちは目の前のできる事から一つずつ行ってまいります。

いい料理はいい素材、いい料理人がいて初めて存在します。

家づくりも一緒です。いい家は、「いい素材と、いい職人」から作られます。

自然の恵みから頂く天然の食材を使い、いい料理人が作った料理は美味しく、人を幸せにします。

厳選自然素材を使用し最高の職人技術で創る、美味しい空気のある家を皆様にご提供します。

「人の日々に喜びを」「ちいさな幸せをたくさん創造します」私たちの理念の一つです。

まだまだではございますが、この理念で地域No.1を目指していきます。

今後とも、皆様からの遠慮のないご意見、そしてご指導をいただけますようお願い申し上げます。