目 的

代表の吉田です。

私たちの1番の目的は、お客様に「喜ばれる」ことです。お客様、社員とその家族、地域職人とその家族、取引会社、地域社会に「喜ばれる」存在になることが一番大切な事だと考えております。

先日こんな話がありました。

「今、中古住宅を仕入れてリノベーションし再販売する会社が成長しているので、やりませんか?」という話でした。築20〜30年の住宅を仕入れ、内外装をリフォームして再販売するというやり方です。新築より安く、月々の返済負担も軽く、お客様のニーズが高い儲かる商売というわけです。

お客様も新築より安く買えて、負担も軽くなり、社会問題である空き家対策にもなると、一見全てにとっていい話のように聞こえますが、実際は築20年を超える一般住宅をリフォームして、見かけをきれいにしたところで、肝心の構造躯体や基礎、屋根などが住宅ローンの35年は持ちません。

例えば30歳で購入し65歳まで住宅ローンを組むとします。築20年の構造躯体や主要な部分はそこから35年持たないので間違いなく、15年〜20年で再度大規模なリフォームをするか、住宅ローンを抱えたまま、新築に建て替えをするかの決断を50代で迫られます。

定年も近くなってくる50代で住宅ローンを抱えたまま、再度新築やリフォームローンを重ねていく生活が本当に幸せな生活なのでしょうか。どちらもかなりの金銭的負担なので、おそらく、我慢して住み続けるという方も多くなってしまうのではないでしょうか。

再販業者の中で、“構造躯体はあと20年ぐらいしか持ちません”とか、“リフォームなので15年後ぐらいにもう一度、外装塗装や屋根のメンテナンス費用がかかります”、とか、説明するところは皆無です。20年後とか30年後は経年変化や劣化といった事で片付けられ、お客様の将来の生活に対して責任を持つこともありません。

現在の私たちが提供する大震災以降築10年の高性能の住宅は、間違いなく60年70年は災害にも耐えしっかりと持つ建築になっています。ですから安易に築20年の耐久性、耐震性、断熱性の弱い住宅を中途半端にリノベーションしてお客様に提供するのであれば、ここから20年後、30年後はこのような形が予想されます。とプロとして説明をしなければなりません。

私たちの建築、不動産というのはその地域の文化や生活の豊かさを示す基準となり、そして「家」はその人の人生の豊かさのベースとなるものです。

そして、私たちは目先の儲けよりもお客様に末長く「喜ばれる」事が先でなければなりません。

それがなければ「家」を通して多くの人が本当の豊かさを感じる事など到底できません。

もちろん企業としての利益は必要ですが、「喜ばれる」後に必ずついてくると信じております。私たちも完璧ではありません。お叱りを受けたり、ご指導をいただいたり、こうした方がいい、といったお話に耳を傾けながら日々研究と努力を重ねて「いい家」だけを提供していきたいと考えております。今月末11月30日、12月1日の2日間お客様のご好意により完成見学会を開催いたします。

平屋の高性能、高品質、高耐久、高断熱、高遮熱住宅になります。この機会に見て、触れて実感してください。